2025.09.03
OBDとは、
国土交通省によると、車載式故障診断装置(OBD)とは、「On-Board Diagnostics」の略称で、車両に搭載されたコンピューターで制御されるシステムの状態を監視し、故障の有無を自己診断し記録する装置のことです。
具体的には、ABSやESC(横滑り防止装置)、衝突被害軽減ブレーキ、エアバッグなどが監視対象になります。今後、普及が進むことが予想される自動運転技術に用いられる電子制御装置の目に見えない故障に対応するねらいがあります。
OBD点検とは、
「スキャンツール」をOBDに接続し、OBDに記録されている各種装置の故障の有無や作動状況を読み出して、安全に走行できる状態であるかを確認する点検のことです。 スキャンツールがない整備工場では、警告灯の点灯の有無がないかどうかで確認します。2021年10月1日から、自動車の12ヶ月ごとの定期点検項目に「車載式故障診断装置(OBD)の診断の結果」が追加されることになりました。 大型特殊自動車、被牽引自動車、二輪自動車をのぞき、ほぼすべての自動車が対象になります。
OBD点検が必要な理由
衝突被害軽減ブレーキを搭載した車が上り坂の右カーブを走行中、前方に車両がないのに急ブレーキがかかり、運転手がケガを負う事故がありました。事故原因を調べたところ、衝突被害軽減ブレーキシステムのレーダーセンサーの取り付け角度が誤っていたことがわかりました。
自動車で次々登場する新しい電子制御システムに対し、これまでの車検制度は追いつけていませんでした。そこで、OBD点検を通じて適切な整備につなげて誤作動を減らすねらいです。
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