2025.07.17
冠水した場所を走行すると、クルマがコントロールできなくなる可能性があるばかりか、走行不能に陥ってしまう場合もあります。
やむを得ず走行する場合は深さに注意!スピードを落とす!
どうしても冠水した道を走るというのであれば、深さが問題になります。一般的には、クルマのドアの下、床面くらいまでならば走行が可能と言われています。逆にそれ以上であれば無理をせずに迂回しましょう。車高の高いSUVも同様です。冠水した道の走行で怖いのは、エンジン内部に水が入ること。吸気を行っているエアクリーナーからの水の進入に気をつけたいですが、それよりも水が進入しやすいのが低い位置にあるマフラーです。地上高20cm前後の位置に付いているマフラーが水に浸かると、アクセルを緩めた瞬間に排気圧が下がり、周囲の水圧で排気管まで水が入ってしまいます。そして排気が出来ないほどになると、エンジンが停止してしまいます。最悪のケースでエンジン内部まで水が達してしまうと、エンジンが大破することもあります。そのため、やむを得ず冠水した道を走る場合は、エンジンが水を吸い込まないように、そっと走るようにしましょう。また、マフラーが浸かるようであれば、なるべく迂回するなどしましょう。
立ち往生の可能性があるときは窓を開ける
冠水した道で立ち往生しそうなときは、窓を開けておきましょう。水深の深いところにクルマが止まると、水圧でドアが 非常に開けにくくなります。もしも、ドアが開けられないし、窓も開けられないときは窓を割って、そこから脱出しましょう。素手で叩いても割ることはできないので、ヘッドレストを抜いて露出した金属の棒やシートベルトのバックルなどを使ってください。サイドの窓のなるべく端の方を叩くと比較的割れやすいはずです。
なお、カー用品店などで、窓を割るためのハンマーとシートベルトカッターがセットになった、緊急脱出用ハンマーが販売されていますので、購入して車内に常備しておくと安心です。最終的に、車内に進入した水が増えて外との水圧が小さくなれば、ドアを開けることができることも覚えておきましょう。
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